HARPERS BAZAAR JAPAN June 2010

万博の街・上海で世界を味わう。

Photos by Masato Nagafune Text by Miho Sauser
万博直前企画ということで街中を万博モードで切り取り、各国料理や各国スパなどを紹介。通常は上海料理をメインとした中華の店取材を依頼されることがほとんどですが、今回は普段あまり取りあげる機会のないエスニックなスポットをフィーチャーできました。国際都市なので中華以外にも美味しいところはいっぱいあって、特にスペイン料理の「El Willy」などはかなりハイレベル。以前、美食で有名なバスク地方を起点にスペイン北部を横断する取材をしたことがあり、涙が出るほどの激うま!ローカルフードを毎日にように堪能しましたが、「El Willy」に行くとそのときの感覚が甦ります。上海の食レベルはグングン上昇中。とはいえ東京に比べたら、全体的にまだまだではありますが。

UOMO June 2010

上海の過去と現在を歩く。

Photos by Tatsuya Mine Text by Yasuaki Ukita Coordination by Miho Sauser
ライターの浮田泰幸さんとカメラマンの峯達也さんは「エスクァイア」以前からのお付き合い。この取材は吉行エイスケの「新しき上海のプライヴェート」がひとつのテーマでしたが、30年代から残るダンスホールの「百楽門」では、平日早朝8時から大勢の老人が集まってダンスパーティが行われていて、おそらく30年代とはまったく質の違うであろうにぎわいに目が眩みました。ちなみに私にとって租界時代を知るもっとも充実した手引書は松本重治の「上海時代」上中下全3巻です。1933年から39年まで聨合通信の上海支局長だったジャーナリストの回想録で歴史的人物がザクザク登場。本当にこの時期の上海はあらゆる面で世界と複雑に繋がるカオスの街だったことが如実に分かります。

GQ JAPAN May 2010

不況知らずの若き起業家たち。

Photos by Tony Yang Text by Hiroyuki Kushida Interview by Miho Sauser
上海で活躍する日本人企業家の取材。ファニチャーラボの堀雄一朗さん、オフィス339の鳥本健太さん、以前東京でも取材させていただいたことがある上海万博Abilia館のプロデューサー広瀬郁さんが登場。皆さん大変ポテンシャルの高い仕事をされていて、ビジネスセンスがある人って本当に羨ましい! ちょうどこの取材の少し前に、昨年話題になった「WIRED」誌編集長クリス・アンダーソン著の「FREE 無料からお金を生み出す新戦略」を読んで、新しいビジネスモデルの在り方を学んだつもりになりましたが、頭では分かっても実践するのは自分にはやはり到底無理なので(笑)、今回取材させていただいた彼らのような方々に、今後ますます日本を代表して頑張ってもらいたいと思います。

SKYWARD April 2010

上海・雑貨で旅する過去と未来。

Photos by Tadashi Okochi Text by Miho Sauser
日頃からよくお仕事をさせていただいているJAL機内誌の「SKYWARD」で、万博開催直前の上海特集をやらせていただくことに。租界建築と雑貨の2つの企画を出したところ雑貨が選ばれ、自分が初めて上海を訪れた94年を起点に街と雑貨の変遷をたどる記事を執筆しました。上海の雑貨には中国的なもの、戦前に欧米から流れてきたもの、それらがミックスした上海的なものと様々なカテゴリーがありつつ、混沌とした街の歴史や文化をリアルに反映するデザインのものが実に多く見ていて飽きません。何かの機会に紹介したいと思っていたミャオ族姉妹の店を取材できたのもよかった!同じ親中派でもある編集部の森さん、本当にどうもありがとう。大河内さんの写真もとてもキュートでした。

上海路地裏万博 April.2010

ヒューデックという遺産。

Text by 30 writers who are living in Shanghai.
上海在住のノンフィクションライター須藤みかさんが企画編集した在住者による上海ガイド。30年代に活躍した建築家の中で私がもっとも好きなラズロ・ヒューデックについて一編だけ寄稿しました。ちなみに現在の上海の魅力のほとんどは租界時代にその礎があり、そういった意味で私にとっての参考テキストは、松本重治「上海時代」、ウルスラ・ベーコン「ナチスから逃れたユダヤ人少女の上海日記」、木ノ内誠「上海歴史ガイドマップ」、榎本泰子「上海オーケストラ物語」と「上海」などなど。榎本泰子は「傅雷家書」の翻訳本も出色です。番外で堀田善衛「上海日記」と「上海にて」。堀田は46年から2年弱暮らしただけですが、終戦直後の上海がこれほどリアルに綴られた本を他に知りません。

NINAGAWA SHANGHAI 2010

蜷川実花 上海2010.

Photos by Mika Ninagawa Editing by Shigeo Goto Coordination by Miho Sauser
後藤繁雄さんのプロデュース&編集で蜷川実花さんが2回に渡り上海を訪れ写真集を上梓。時々カメラを持ってないんじゃないかと思うほど軽やかに撮影する蜷川さんを間近で見るという貴重な体験をさせていただきました。これまでいろいろな写真家が上海を撮影していますが、今回蜷川さんが切り取った上海は、水越しに見る幻想都市のような不思議な空気感があります。生っぽいリアルな写真もいいけど、もしかしたらこういったオブスキュアーなヴィジョンのほうが本当はずっと上海らしいのかも、という気もしたり。アートディレクションは中島英樹さん。俳優の安藤政信さんを主役に上海の女の子たち、雑技団の少女たち、そして私の友人のスンヒとミワちゃんもモデルで登場しています。

GQ JAPAN February 2010

世界のウイスキー事情。

Photos by Norihisa Ichimura Text by Miho Sauser
お酒がほとんど飲めないのにウイスキーの取材なんかしてもいいのかしら?と思いつつ、パークハイアット93階のバーへ。ファンキーなR&B系のバンドがいい雰囲気でしたが、客層のほとんどが中国人っていうあたりに時の流れを実感。数年前までこういうところって欧米人だらけだったのに、すっかり主役はどこへ行っても中国人です。ところでこの時もそうでしたが、取材先が外資系だと担当者が欧米人であることが多く、上海に来てから英語でインタビューをしなければならない機会が格段に増えました。これまで欧米系のボーイフレンドたちを踏み台に(笑)、英会話も機会ある毎にブラッシュアップさせてきたものの、中国語だけじゃなく英語ももっと磨かないとなあと痛感する今日この頃です。

旅 January 2010

あなたの知らない上海にようこそ。

Photos by Kenji Sugano, Takeshi Doi Text by TABI editors Coordination by Miho Sauser, Miwa Hikita
全70ページの保存版的大特集。ヒキタミワちゃんとともに2チームに分かれて2週間に渡る取材撮影。私はどちらかというとローカル系担当となり2泊3日で周荘にも滞在。金山まで最高齢作家の取材に行くなど大おすすめの農民画もフューチャーしていただきました。ちなみに取材にも協力していただいた上海で唯一の農民画ギャラリー「D-Art」は、日本語が堪能な友人の楊さんが経営しています。あと普通の女性誌なら絶対無理な、大好きな古時計屋の取材もここで実現。わ〜い。ロケ最終日はスタッフ全員で新光酒店で蟹コースを堪能し、ハイアット・オン・ザ・バンドのテラスでシャンパンを開け、カラオケ歌城で大騒ぎしてグッタリ(笑)。現代アートのページだけ原稿も書きました。


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